遺骨の粉骨化とは?海洋散骨をする際に粉骨化が必要な理由
散骨をする際には遺骨を粉骨化する必要があります。“粉骨化する理由”や“どのような方法で行うのか”、また“粉骨費用がどのくらいかかるか”についてご紹介します。
大切なご家族のお骨を粉骨化する前にご一読いただくことで、納得できる方法で粉骨を行うことができます。
粉骨とは遺骨を砕いてパウダー状にすることです。粉骨化することで、遺骨の体積を約1/5に納めることが可能です。そのため遺骨の粉骨化は、散骨をする希望する方以外にも、手元供養品などのアクセサリーに入れたい方、ご自宅で供養する方や骨壺の保管場所の関係でコンパクトに納めたい方にも需要が高まっています。
散骨する際に粉骨が必要な理由
遺骨をそのままの状態で撒くことは、「死体(遺骨)遺棄罪」に問われる可能性があるからです。第三者から見ても骨だとわかるような大きさのまま散骨をすることは、「遺棄」となり犯罪になりますが、粉末状に砕いた状態で節度を守って散骨すれば「遺棄」にはなりません。マナーの観点から考えても散骨する前に遺骨を粉骨することは必要不可欠と言えるでしょう。
粉骨する方法
手作業での粉骨と機械を使用した粉骨の2種類です。手作業の場合は乳鉢と乳棒を使用します。関東で一般的な7寸の骨壺に納められたお骨をすべて手作業で粉骨をすると、4~5時間程かかります。
そのため、粉骨業者では専用の機械を使用した粉骨が一般的ですが、追加料金を支払うことで手作業での粉骨ができる散骨業者もあります。詳しい費用については、次の項目でご紹介いたします。
粉骨にかかる費用
骨壺のサイズによって値段が異なる業者にもありますが、この記事では関東で一般的な7寸サイズの骨壺の粉骨費用をご紹介します。手作業で粉骨を依頼する場合の費用相場は3万円前後、機械での粉骨は15,000円~20,000円程度です。ご遺骨の状態によってはご遺骨の洗浄や乾燥が必要となり、別途費用がかかる場合もありますので、事前に問い合わせすることをおすすめします。
SEA product てのひらの粉骨
SEA product てのひらは、神奈川県鎌倉市を拠点に海洋散骨をしております。粉骨のみのご対応も可能で、遺骨の状態をご家族様と一緒にしっかり確認をしてお見積りをさせていただきます。
火葬後、長年経過している遺骨は湿っていることがあり、粉骨する前に乾燥が必要となります。長年お墓で保管された遺骨は、遺骨を納めるカロートにて大雨による水没や虫の発生、土の付着が生じる場合があります。また、骨壺の素材である陶器や陶磁器は、結露が発生しやすく水が溜まっていたり、カビが発生していたりする場合がほとんどです。
遺骨の保管状況や保管期間によってさまざまですので、まずは、お気軽にお電話でご相談下さい。専門のスタッフが丁寧にご案内させていただきます。
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KAMAKURA